Intuitive社の企画でお誘いをいただき、高橋・森岡・看護師・臨床工学士のチームでトヨタ記念病院に見学に行ってきました。
お題は「Da Vinci Case Observation 大腸タテ2例実施の取組み」
Da Vinci手術の件数を増やそうとすると、必ずぶつかるのが枠の制限です。各病院に1台、多くても2台しかない機械を複数の診療科やグループでシェアして使うからです。トヨタ記念病院の山川雄士先生と医師チーム、そして手術室スタッフの皆様は各工程や入れ替え時間の無駄を徹底的に省き、Da Vinci大腸手術1日2件を実現することで壁を突き破っていらっしゃるのです。
気さくでバイタリティに溢れ、若手の教育にも並外れて熱心、そして症例入れ替え時の掃除まで待ちきれずに手伝ってしまう山川先生に非常に多くのことを学ばせていただきました。
さて、桂病院でもタテ2例に挑戦したいと考えている理由はなんでしょうか?それはひとえに、手術枠が十分に確保できないとどうしても難易度の高い上級医担当症例を優先することになり、将来を担う若手の先生方のDa Vinci執刀機会を作りづらいからです。2件だと当然時間制限は厳しくなりますが、若手がDa Vinciに触れるチャンスは圧倒的に増やせるはずです。(そして、手術時間短縮のために無駄のない手術の流れを考えるのも大事な修練です)
持ち帰ったことをこれから活かして、ベテランも若手も同じように活躍できる京都桂病院外科をつくっていきます。
Key.